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日本人のうち80%がビタミンD不足に陥っています

ビタミンDは食品からはほとんど摂取できないうえに、日本人が日光浴をする時間が短くなっているからです。健康を維持するためには、どの程度のビタミンDを取ることが望ましいかを、厚生労働省の指針などではビタミンDの血中濃度が20ng/mL(50nmol/L)を超える程度あると良いとしていますが、日本人の多くはこの半分以下、10ng/mL程度の人がほとんどである。例えば、週3回ゴルフに参加する人でも血中濃度は30ng/mL程度です。平均的な日本人よりも日に当たる時間が長い人でも血中濃度は多くありません。

ビタミンDは、サケやイワシなどの魚類、卵黄、干しシイタケなどの食品に含まれる

ビタミンDは、サケやイワシの魚類、卵黄、干しシイタケなどの食品に含まれていますが、摂取できる量はごくわずかです。そのため、日光浴によってビタミンDを体内で生成することを基本として、食事やサプリで補うことが良いといわれています。血中濃度100ng/mL程度を目安にサプリメントや食品補助製品を摂取することが推奨されています。

季節や地域によって差がありますが、一日30分の日光浴を習慣づけてみましょう

季節や地域によって差がありますが、一日30分の日光浴を習慣づけることを心がけることが良いといわれています。その際には、肌の露出を増やし、なるべく直接紫外線に当たる面積を広くしたほうが効果的です。しかし、忙しくて日中出かけることが難しい人は、日焼けマシンの活用も効果的です。全身で紫外線を浴びることができるので忙しい場合は効果的です。天候の良い季節を上手に活用し、なるべく外に出て日の光を浴びることが健康的なリズムのある健康的な生活と言えるのではないでしょうか。

ビタミンDは不溶性で過剰摂取すると別の病気を引き起こしますが、日光浴でビタミンDが過剰に生成されることはない

顔と両手の甲の面積に相当する600cm2を露出させたときに、10ugのビタミンDを晴天日に生成するにのに必要な日照時間(いずれも正午頃)。ビタミンDの血中濃度は20ng/mL(50nmo/l)かそれを超える程度が十分な値とされている。これを維持するための成人(18歳以上)のビタミンDの目安量は5.5ug/日と策定されているが(日本人の食事摂取基準2010,2015年度版)、2020年度版からビタミンDの目安量が8.5ugに変更予定。

出展:国立環境研究所・地球環境研究センター

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